浴室サッシの取替
浴室にある3尺x3尺の大きな窓。
換気には良いのですが、当然冬は寒さが身にしみます。
浴槽がステンレスと言うことも相まってよけい冷たさを感じたことでしょう。
9年前に外壁の重ね貼りリフォームをさせて頂いたお宅なので、サッシを取り外すことは出来ません。
カバー工法での改修になります。
面格子を外し、ガラスを撤去。
ジャロジーの開閉機構を外して、そのレールを切り取ります。
下枠にあるガラスと密着していた部分も切り取ります。
ここまでくれば5合目くらい?
浴室サッシの取替
新しいサッシを取り付けます。
既設の枠にとらわれず、レベルをきっちり出します。
新しいサッシと既設枠の隙間はバック材を入れコーキングを充填します。
面格子を復旧して完了。
カバー工法で取り替えたことなど、そう言われなければ全く違和感を感じません。
洗面所のサッシの取替
洗面所の壁一杯の窓で明るさだけが取り柄だったのですが、ここも寒さが身にしみます。
お風呂を1616サイズのユニットバスにしたので、洗面所側に少し出っ張ってきます。
浴室との間仕切り壁が丁度サッシのジャロジー部分に掛かって来るので、思い切ってジャロジー部分は壁にしてしまって、FIX部分をカバー工法で引き違いにしました。
カバー工法は浴室と同じ工法です。
ユニットバスの工事
廊下側に埃が行かないように養生して、ひたすら浴室のタイルとコンクリートを割ります。
エアーのハツリ器2台がフル稼働。
壊したガラや残土は工事中の窓から外に搬出します。
丸一日掛けて、解体が終了。
翌日、給排水設備の移設と、配線を終え、三日目に土間打ち。
土間打ちの前に、タカラスタンダードさんが現場確認に来て、排水の勾配が取れないからもう少し深く掘って欲しいと言われ・・・・。
約7cm、土嚢袋12袋分、また土を放り出しました。
予定していた、タカラスタンダードさんの施工チームがケガをして来られなくなったと言うことで、急遽別のチームが工程の1日遅れできてくれました。
何となくいやな予感がしていたので、ユニット終了から大工工事までに、予備日を設けていたので、問題なし。
手すりやランドリーパイプの位置の確認などを済ませて、後はメーカーさんにお任せです。
実は、この時間を使って洗面所のサッシの取替をしていました。
ユニットバスの工事
ユニットの設置完了。
思ったよりユニットが出っ張ってきている感じです。
ユニット内部の養生は、引き渡しまでこのまま残しておきます。
大工工事
まずは床組から始めます。
既設の廊下の高さから、引き算で根太組の高さを決めます。
根太は303ミリピッチに45ミリ角の米松材を入れていきます。
根太の間に、発泡ポリスチレンの断熱材を入れていきます。厚みは根太と同じ45ミリです。
大工工事
断熱材を忘れがちなユニットバスとの隙間にも充填します。
この部分は、アルミが剥き出しなので、断熱が不十分だと結露の原因になります。
断熱材を敷き終えたら12ミリの針葉樹合板を貼ります。
床を一端終えて、天井組に入ります。
30x40の角材で骨組を作りその上に16K100ミリのグラスウール断熱材を並べます。骨組の下に17x40の胴縁を打ち、9.5ミリのプラスターボードを貼ります。
最後に壁を胴縁の上に12.5ミリのプラスターを貼って終わり。
ユニットバスが出っ張った分、洗面所への入り口を少しずらしました。
階段下なので、ささら桁一杯までで限界です。
仕上げ
ここからは仕上げです。
床は12ミリのフロアー材を張ります。
表面が樹脂コーティングしてあるので、湯上がりの体の滴が堕ちても安心です。
巾木、廻り縁を取付、開口をずらした入り口の厚み部分は木質化粧材を貼って、大工工事は完了です。
天井と壁にクロスを貼り、洗面台を復旧して給排水の繋ぎ込みで工事は終了。
最後は片づけ・掃除です。
洗面所への入り口はアウトセットの片引き戸。
レールが上吊りなので、全くのバリアフリーです。
アウトセットした分壁が分厚くなってしまったので、化粧材で壁の小口部分を塞ぎます。
ユニットが洗面所入り口から見て飛び出していないことが確認できます。