道路面の肘掛け窓の改修
窓の外はすぐに前面道路。
サックスの音が漏れるのが心配。
心おきなく吹きたい。
既設サッシには、4ミリ型板硝子の単板が入っています。
既設サッシのガラスを真空ガラス”クリアFit”のスリガラスに交換します。
ガラス面もモノトーンで、落ち着きがある空間になりました。
その内側に、3ミリ透明+空気層10ミリ+5ミリ透明の異厚ペアガラスが入った内窓を施工。
異厚のペアガラスにする事で、ガラスの共振を防ぎます。
掃き出し窓の改修
駐車場に面した掃き出し窓。
5ミリの透明ガラスが入っています。
こちらは面積が大きいので、音の漏れも大きい。
元々この部屋は、介護用に改修した部屋なので、掃き出し窓の外には車椅子用のスロープがあります。
既設サッシのガラスを真空ガラス”クリアFit”の透明に交換しました。
透明ガラスから透明ガラスなので、見た目は何も変わりません。
内窓の色目は、床や巾木・額縁に合わせました。
掃き出し窓なので、内窓の下枠は、間仕切り下枠(内側の立ち上がりがない)なので、素足で分でも痛くありません。
騒音測定してみました。
肘掛け窓のほぼ中心、軽トラックが止まっているところで、道路との境界線上と道路の反対側の境界線上の2点で測定しました。
測定方法は、エンドレスに曲を演奏して貰い、任意の3分間の中の最大値を記録しました。
手前のクリーム色の棒グラフが、道路の向かい側の境界線上での測定データ。
奥の薄いブルーの棒グラフは、窓のすぐ外での測定データ。
一番左が施工前、真ん中が既設サッシのガラスを交換したところ、右が内窓を設置した後。
特に異厚ペアガラス入り内窓が、効果的と思える。
道路の向かい側の境界線上で、既に静かな事務所内の騒音レベルになっており、実際に向かいの家の中にはほとんど音は届いていないかと思える。