浴室やトイレ、洗面所などに使われている窓。
ジャロジー窓と呼ばれます。
見たとおりガラスの下部二枚が割れています。
今回は、このガラスの取り付け工事です。
現状は、4㎜の型ガラスが入っています。
お客様からの要望は、網入りガラス・・・
網入りガラスは、6.8㎜あります。
開口(ガラスの入る溝)に合いません、入りません。
ですが、お客様の要望にできる限り応えたい。
と言うわけで、ガラスの両端を加工!
ぎりぎりの厚みにしましたとも。
見てください、キッチリ収まってます。
網入りガラスは、火炎や衝撃で破損した場合に、中に封入された金網支えるので、崩れ落ちたり、孔があいたりしにくくなります。
飛散も軽減されますし、単板ガラスよりは安全ですね。
そう、網入りガラスは、防火ガラスの一種です。
この話をすると、お客様は、え?っ・・・と、驚かれます。
網が入っているので、見た目、強そうに見えますけれど・・・
防犯ガラスではありません。
大事なことなので、二度言いますが・・・
網入りガラスは、防火ガラスです。
防火ガラスについて
ご自宅や、会社のガラスで金網入りやワイヤー入りのガラスがあれば、それは防火ガラスです。
内包されている金網は鉄製ですので、ガラスの断面から吸水し、錆びることがあります。
錆びが進むと、金網が膨張し、ガラスを内側から割ってしまいます。
それを、錆び割れと呼びます。
誰がやったわけでもなく、気が付くと割れていた!
という場合が多いのですが、破損が進むと本来の役割を果たさなくなりますので、早期交換がお勧めです。
特に、二階以上で路面に接している場合は、破損→落下 という危険があります。
最近は、金網の入っていない、透明の強化防火ガラスというものもあります。
金額差はさほどないので、交換される際は、透明の強化防火ガラスがお勧めです。