既設床のクッションフロアの撤去
鉄骨ALC造3階建ての2階。
一人暮らしの奥様が日がな暮らすLDKの断熱改修です。
まず、床に貼ってあるクッションフロアを捲ります。
床下地合板の撤去
クッションフロアが剥がれたら、床下のコンパネを捲ります。
床暖房配管を終えたところ。
床下地にのコンパネを捲り終えたら、床暖房の配管です。
熱源機からリモコンの近くまでのメインの配管は10φ、ここから7φに分岐します。
断熱材(セルロースファイバー)を敷設したところ
配管を終えたら、断熱材(セルロースファイバー)を吹き込みます。
古新聞由来の紙の繊維にホウ酸や小麦粉が混ぜてあります。
ホウ酸のお陰で、紙でありながら自己消火性がある、安全な材料です。
エアーで一気に吹き込みます。
セルロースファイバーの上に発泡ポリスチレン断熱材を重ねて敷設
ふわふわのセルロースを大引きの間に押し込め、発泡ポリスチレン断熱材で押さえます。
セルロースの層が90ミリ+ポリスチレン2号品40ミリで、次世代省エネ基準相当の断熱性能になります。
床下地、合板の捨て貼り
断熱材の上に9ミリ厚のベニヤ板を捨て貼りします。
本来なら12ミリ厚のコンパネが理想なのですが、廊下とのバリアフリー化を考慮して厚みを調整しました。
床暖房パネルの敷設
捨て貼りベニヤの上に床暖房パネルを設置。
パネルも通常は12ミリ厚のものを使いますが、ここでは、5.5ミリの極薄のものを使用します。
パネルの周囲は、同じ厚みの5.5ミリベニヤ板で高さを揃えます。
床材の仕上げ
最後の床材の仕上げ。
熱を受けてひび割れしないように、塩ビシート貼りの仕上げになっています。
塩ビシート貼りなのに、見た目は、随分オーガニックな感じがします。
内窓プラマードの設置
全ての窓にプラマードU(オンラインLow-eペアガラス入り)を施工します。
内窓にカフェカーテンを内包
キッチンにある窓は、油汚れが酷くなり、ブラインドなどの掃除が大変なので、既設サッシと内窓の間にカフェカーテンを仕込みました。
東側の窓で、朝日が差し込むのですが、台所に柔らかな光を投げかけてくれます。