在来工法の浴室からユニットバスへ改修。大きな出窓も明かり取りに利用して。
床と腰壁は御影石、壁と天井は桧板の目透かし貼り。浴槽も桧でした。
広さが3畳余り、寒々しているとの事で、ユニットへの改修をお勧めしました。
坪庭に向いて大きな出窓、その両脇にジャロジー窓と熱損失の大きな条件が揃っています。
ジャロジー窓はカバー工法を用いて、エピソードのタテスベリ窓オペレーターに取替。
出窓からの明かりも取り入れたいとの施主様のご意向を汲んで、明かり取りの窓を作る事に。
出窓の手前に新たに開口を作り、その開口に向けて、ユニットの額縁を納めて貰います。
プラマードUに開き窓を設置して、出窓の中を触る事が出来るようにします。
断熱性を向上させる為に、出窓の硝子はスペーシアに取替、開口部以外の部分は45ミリの発泡ポリエチレンの断熱材を埋め込みます。
ユニットバスの周囲にも、50ミリのグラスウール断熱材を垂らして、断熱性を強化します。
出窓の前には、小さな庭になっています。
その庭に向けて大きな出窓があります。
新しいユニットバスが、この出窓の途中までで納まるので、外部からの目隠しの意味も込めて、スペーシアのスリ硝子に交換しました。
ジャロジー窓はタテスベリ窓に、違和感なく納まっています。
浴室の余った面積は洗濯室に改修。
3畳の浴室を1坪のユニットバスにしたので、余った1畳分を洗濯室に改修。
こちらは、出窓にかかる部分が小さいので、壁にして塞いでしまいます。
ジャロジー窓は、洗濯機を置くと触れなくなるので、カバー工法を用いてエピソードのFIX窓に改修。
写真では、クロス貼りに見えるかも知れませんが、正真正銘の節無しの桧板です。
桧の格調高い香りが、画面から伝わらないのが残念。
もちろん窓額縁や床板も桧です。
洗面所の改修
洗面脱衣室なのに、寒々しい大きな窓。
雨が降り込んで、埃にまみれた水が染みこんだ跡が、窓枠にシミになっていて、残念の極み。
洗面台の取替に伴い、飛沫でせっかくの桧板が汚れないように、ホーローパネルを貼ります。
プラマードUを付ける前に、桧のひもを廻して、新品の窓枠にピラマードを付けたかのような納まり。
桧調のプラマードと相まって、汚れは全く目に入らなくなりました。
窓の断熱改修
4本引きの掃き出し窓が4カ所。
桧の建具は、殆ど狂いもなく納まってはいるのですが、如何せん、すきま風は感じてしまいます。
事の発端は、この窓が寒い事。
YKKAPの津ショールームにお出で頂いて、窓の相談をしていただいたことが切っ掛け。
”APW”とか”戸先鎌錠”等というキーワードを頭に入れて頂いた上で、商談が始まったので、大変スムーズでした。
現況が木製建具で、木製雨戸を残す事が条件だったので、APWの採用は断念して、エピソードでの対応に決定。
できあがると解りませんが、サッシ下枠のその下には、化粧材も合わせて、3本の木材が仕込まれています。
セキュリティ装置が全ての窓に付いています。
ランマの小さな窓にも
新しいサッシには、クレセント錠・下框補助錠・戸先鎌錠の3点セットで、ご安心を提供させて頂きました。
ランマは力技で、サッシレス工法で、ペアマルチEA(オンラインLow-Eペアガラス:Q値1.69)を納めました。